2014年03月21日

浦島太郎

 3月初旬、叔母が99歳を目前に、逝きました。 
1年ほど前に脳梗塞で、寝たきりになり、介護施設での生活になっておりました。 カテーテル術をすれば、もう少し命を繋ぐことも可能だったらしいのですが、本人が強く拒絶したそうです。
 この歳でボケもなく、かくしゃくとして、自分の終期を決断するその姿に、尊敬の念を禁じえません。
 
 葬儀当日は、何十年ぶりかに親類と再会することとなったのですが、小学校や中学校を卒業する時以来の何十年ぶりに逢う人たちばかりで、同じように年は経過しているはずなににまるで自分だけが歳をとらずに、周りだけが老けてしまったかの様に、誰が誰だかわからない、まるで浦島太郎になったかのような、へんな気分になってしまいました。

   真っ白になった白髪の人達の中に、その家族の子供や孫らがおりまして、もしもこの子たちと街ですれ違ってても、全く気付かないだろうと思うと、さらに浦島気分も増幅してしまいますよね〜 

 ”歳をとったよな〜 ”  ってあちらこちらで聞こえて来ます。

 叔母との最後のお別れの時、お水で唇を濡らす儀式があるのですが、生前の元気で笑った顔を思い出に持ち続けたいという強い気持ちからか、母はその儀式をしませんでした。
 年端も行かない頃に、両親を亡くした母は、なくなった叔母に親代わりに育ててもらったという記憶が、そのような行動になったんだと、なんとなく理解できるような気がしました。

 出棺時には、全員バスの移動になったのですが・・・・
 みんな40年以上の長い時の流れを、一気に埋めるようなタイムマシンに乗せられたような、とても不思議な感じを受けました。

 誰にでもいつかお迎えはやって来ます。
 あたり前のことではあるんですが・・・・・・
入退院を繰り返している両親のがっくり来ている姿を見るに・・・・
少し春めいてきた今日この頃、穏やかに、ゆっくりと時間が過ぎていきますように、まだまだ元気に長生きしてほしいと、心から願わずにはいられません。
            

ニックネーム 海空パパ at 10:37| Comment(0) | その他の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする